社労士 渡邊のコラム
業務以外の心理的負荷の発病とは/精神障害の労災認定222019年4月24日更新
メンタルヘルス対策相談(専門社会保険労務士・産業カウンセラー)
「業務以外の心理的負荷評価表」を用い、心理的負荷の強度を評価します、「Ⅲ」に該当する出来事が複数ある場合などは、それが発病の原因であるといえるか、慎重に判断します。
業務以外の心理的負荷評価表 (別表2)
①自分の出来事 「心理的負荷の強度」
・離婚又は夫婦が別居した 「Ⅲ」
・自分が重い病気やケガをした又は流産した 「Ⅲ」
・自分が病気やケガをした 「Ⅱ」
・夫婦のトラブル、不和があった 「Ⅰ」
・自分が妊娠した 「Ⅰ」
・定年退職した 「Ⅰ」
②自分以外の家族・親族の出来事
・配偶者や子供、親又は兄弟が死亡した 「Ⅲ」
・配偶者や子供が重い病気やケガをした 「Ⅲ」
・親族の誰かで世間的にまずいことをした人がでた 「Ⅲ」
・親族とのつきあいで困ったり、辛い思いをしたことがあった 「Ⅱ」
・親が重い病気やケガをした 「Ⅱ」
・家族が婚約した又はその話が具体化した 「Ⅰ」
・子供の入試・進学があった又は子供が受験勉強を始めた 「Ⅰ」
・親子の不和、子供の問題行動、非行があった 「Ⅰ」
・家族が増えた(子供が生まれた)又は減った(子供が独立して家を離れた) 「Ⅰ」
・配偶者が仕事を始めた又は辞めた 「Ⅰ」
③金銭関係
・多額の財産を損失した又は突然大きな支出があった 「Ⅲ」
・収入が減少した 「Ⅱ」
・借金返済の遅れ、困難があった 「Ⅱ」
・住宅ローン又は消費者ローンを借りた 「Ⅰ」
④事件、事故、災害の体験
・天災や火災などにあった又は犯罪に巻き込まれた 「Ⅲ」
・自宅に泥棒が入った 「Ⅱ」
・交通事故を起こした 「Ⅱ」
・軽度の法律違反をした 「Ⅰ」
⑤住環境の変化
・騒音等、家の周囲の環境(人間環境を含む)が悪化した 「Ⅱ」
・引越した 「Ⅱ」
・家屋や土地を売買した又はその具体的な計画が持ち上がった 「Ⅰ」
・家族以外の人(知人、下宿人など)が一緒に住むようになった 「Ⅰ」
⑥他人との人間関係
・友人、先輩に裏切られショックを受けた 「Ⅱ」
・親しい友人、先輩が死亡した 「Ⅱ」
・失恋、異性関係のもつれがあった 「Ⅱ」
・隣近所とのトラブルがあった 「Ⅱ」
(注)心理的負荷の強度ⅠからⅢは、別表1と同程度である。
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