社労士 渡邊のコラム
勤務間インターバルとは/働き方・休み方改善 人事労務サポート2018年10月4日更新
適切な労働時間で働き、きちんと休暇を取得することは、仕事に対する社員の意識やモチベーションを高めるとともに、業務効率の向上にプラスの効果が期待されます。社員の能力がより発揮されやすい環境を整備することは、企業全体としての生産性を向上させ、収益の拡大ひいては企業の成長・発展につなげることができます。
◆勤務間インターバル制度とは
勤務終了後、一定時間以上の「休息期間」を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間を確保するものです。労働者が日々働くにあたり、必ず一定の休息時間を取れるようにするというこの考え方に関心が高まっています。
「勤務間インターバル」を導入した場合として、例えば下図のような働き方が考えられます。
◇通常は
(〜勤務)勤務終了時間 〜 〜 通常の始業時刻(勤務〜)
◇勤務間インターバルを導入した場合
(〜勤務)勤務終了時間 〜 ←勤務間インターバル→ 〜 始業時刻(始業時刻を繰り下げ 勤務〜)
この他、ある時刻以降の残業を禁止し、次の始業時刻以前の勤務を認めないこととするなどにより「休息期間」を確保する方法も考えられます。
このように、一定の休息時間を確保することで、労働者が十分な生活時間や睡眠時間を確保でき、ワーク・ライフ・バランスを保ちながら働き続けることができるようになると考えられています。
「勤務間インターバル」は、働き方の見直しのための他の取組とあわせて実施することで一層効果が上がると考えられ、健康やワーク・ライフ・バランスの確保作として今後の動向が注目されています。
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